土壌診断

土壌診断

また今年もこの時期がやってきました。
秋に行った肥料がどうなっているのか?これから新茶に
向けて更に必要な事は無いか?

環境を犠牲にしていないか?
年間2回の土壌分析。土を採取する時はいつも楽しみ
なのですが、結果をお馴染みの農芸環理さんから
聞く時はドキドキです(学生時代のテストを貰うときと同じくらい)・・・。
さて、結果はどうだったのか。杉山さん(農芸環理)から
きくところによれば、昨年補給した有機物が上手く
結果を残してくれているということでした!
土がどのくらいの量の肥料を環境を汚染しないで茶樹に
効かせてくれるかという「CEC」が昨年より5me程上昇。
伴い腐植も上昇していました。
なぜ、両方を同時に上昇させる事ができたのかというと、
それには昨年補給した有機物にヒミツがあります。
当園で使う有機物の主力選手は実は畑で育った
お茶なのです。お茶には新茶と呼ばれる皆様用の葉以外に
新茶以降、土へ返すお茶というのがあります。
世間一般には3番茶或いは4番茶と呼ばれるのがそれです。
この3・4番茶は日照時間の短い春野町でも他産地と同じくらいの
太陽を浴びて育ちますから土に必要な栄養分をバランスよく、
沢山含みます。このバランスの取れたお茶を毎年土に返すことで
当園はバランスの取れた土壌を作ります。
もちろん、完熟堆肥も使いますが、本当の循環型農業とは
このように樹が本来持つ要素(力)をどれだけ土に返すことが
できるかだと思います。
話しが長くなりましたが、秋の準備は最高の出来となったようです。
今から春の最終仕上げを行います。
また、書き込みますので新茶はもちろん、最終仕上げ作業も楽しみに
していてください!
*紅ふうきも成分含有率の高い物が仕上がっております。
花粉症対策にいかがですか!


  • LINEで送る

春野のお茶・栗崎園 http://www.kurisakien.com/
宜しくね!→
同じカテゴリー(分析)の記事
土壌分析
土壌分析(2015-03-06 10:01)

土壌分析
土壌分析(2014-02-06 19:34)

糖度計診断
糖度計診断(2012-03-22 09:51)

土壌分析とその後
土壌分析とその後(2009-09-16 20:15)

そろそろ・・・
そろそろ・・・(2008-03-05 20:08)

土壌溶液診断
土壌溶液診断(2008-02-28 15:58)

この記事へのコメント
お疲れ様でございます。
門外漢ゆえ、よくわかっていないのですが、畑に還元していく材料としては、やはりその畑から獲れたものが一番向いている、ということなんでしょうね^^。
田んぼには、籾殻や糠ということなんでしょうし、梅でしたら種などもそのようなことになんでしょうね。美味しいお茶づくりの秘訣の一つなんでしょうね。勉強になりました、有難うございますm(__)m
Posted by tsukioka at 2008年02月04日 21:45
tsukioka様
コメントありがとうございます。
畑に還元していく材料。実際はむずかしい問題ですよね・・・。
例えば田んぼでしたら全国どこでも雨や時期の影響で腐植は過剰にはならないでしょう。

だから、ワラなどを戻して補給していくのかもしれません。でも、このワラも分解できて初めて有効となるのでしょうし、分解できなければ過剰になり窒素飢餓というのでしょうか?養分欠乏を起こすでしょうし・・・。
私は生産者ですから、正確なことは当然わかりませんが、含有成分を考えると畑から獲れた物を畑に還元という事は、必要な成分を吸収して育った物を戻すのですから有効だろうと思います。
しかし、数年前までは分解に苦労しましたよ・・・。
植物ですので分解されないと成分(肥料)になりませんからね。
今は農芸環理さんやJAさん、研究機関などに色々アドバイスいただきながら分解させるという事もスムーズにできているようですから安心していますが(*^_^*)

いつもご覧いただきありがとうございます。
Posted by チャーボー at 2008年02月06日 18:02
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
土壌診断
    コメント(2)