お茶刈り終了。急いで茶工場へ運びます。
生葉コンテナ。これ1杯が1度に揉める分量です。
1杯、2杯と数えたり、ひとホイロ、ふたホイロと数えたりします。
ちなみに焙炉とは、手揉みをする道具(台)の名前です。
これが単位のように使われるのには趣を感じます。
昔、手揉みをする部屋を茶部屋と言いましたが、今でも茶工場のことを
茶部屋とも呼びます。
要所要所に昔の名残が感じられ、お茶は長いこと愛されていたんだなあ、
しみじみ思います。
これは大海(だいかい)という袋、できた荒茶を入れます。
ごいち、とか言って生葉は五分の一くらいの荒茶に・・・と
小さくなります。ぎゅっと美味しさが閉じ込められています。
なぜ、この袋を大海と言うのでしょうか?
お抹茶の道具にも同名のものがあるそうで、お茶と海の不思議な関係?
に興味がわいてきます。